「リアップは高血圧や低血圧の人には使えない」
なんてこと聞いたことありませんか?
これは大間違いで、リアップは高血圧や低血圧の人でも何の問題もなく使用できます。
なぜそう断言できるのかをこれから説明していきます。
読めば、高血圧・低血圧の方でも安心してストレスなく使用できるかと思います。
なぜ高血圧や低血圧の人は使えないと言われるのか
リアップに含まれているミノキシジルは、もともと高血圧に対して使う、血圧降下剤でした。
現在は発毛剤としての使用がメインで、血圧降下剤としてはほとんど使われていませんが、血圧を下げる作用自体はそのままです。
そのため、血圧に異常がある人は使ってはいけないと言われるのです。
ただし、リアップに危険性はほとんどない
ミノキシジルは血圧を下げる作用はありますが、リアップに血圧を下げる効果はほとんどありません。
リアップの使用で吸収されるミノキシジルの量は血圧降下剤のものと比べると、非常に少ないからです。
血圧降下剤の場合
- 10~40㎎を錠剤で内服
- ミノキシジルの内服の吸収率を100%と仮定
→ 一回に10~40㎎のミノキシジルが吸収される
リアップの場合
- 濃度5%の溶液を頭皮に塗る
- 一回1ml塗る=0.5㎎のミノキシジル
- ミノキシジルの皮膚からの吸収率は1%(情報元)
→ 一回に0.005㎎のミノキシジルが吸収される
これは血圧降下剤とくらべると1/2000以下。
しかも、4時間以上かけて吸収されるため、血圧への影響はさらに少ないと考えられる。
要相談と書かれている理由
先ほどの通り微々たる量ですので、血圧にはほとんど影響ありません。
しかし、リアップの説明書には「相談すること。」の欄に「高血圧の人、低血圧の人。」と記載されています。
さらに、「本剤は血圧に影響を及ぼす可能性が考えられます。」とまであります。
なぜ、血圧にほとんど影響がないのに影響があるかのような説明がされているのか。
これに関しては公式に理由があります。
実は過去に「リアップ使用者に心臓などの循環器系への副作用が起きた」とマスコミが大きく報道したですが、これに対して大正製薬は詳しい説明をしているのです。
その詳しい説明がこちら。
大正製薬の説明だと少し分かりにくいですが、高血圧・低血圧に対して注意喚起する理由は「リアップが循環器系への副作用を起こす」と誤解されるのを防ぐためです。
大正製薬の説明では注意喚起には下の2点の目的があると言っています。
- リアップとの関係性を疑われるような症状を発症する可能性のある方に、リアップの使用を控えていただくため
- そのような方であっても、使用を希望する場合に医者に相談していただくため
1は使用を控えてもらうことで、誤解を防ぐ。
2は医者と相談してもらうことで、誤解を防ぐ。
ということです。
それでも不安な方は医者に相談
「いくら説明されても、万が一を考えると怖い」という方は医者に相談してみましょう。
特に血圧降下剤を服用している場合は、リアップの使用を担当医に相談することをオススメします。
理由は、服用している血圧降下剤の作用とミノキシジルの作用の重複によって、必要以上に血圧が下がってしまうかもしれないからです。
あと、精神的なストレスがかかるからというのもあります。
こちらの方が理由としては大きいです。
相談なしに使うとどうしても不安が残り、ストレスになってしまいますから。
重度の人は注意
リアップに血圧を下げる効果はほとんどないと言いましたが、言い換えるとわずかに影響があるということです。
重度の高血圧・低血圧の人は使用を控えたほうが良いでしょう。
まとめ
以上、『リアップは高血圧・低血圧の人でも安心して使える|その理由』でした。
ここまで読んでいただいた方の不安が取り除かれていれば幸いです。
最後に、今回の内容を3つにまとめておきましたので、おさらいにどうぞ。
- リアップが高血圧・低血圧の人に使えないと言われる理由はミノキシジルに血圧降下作用があるから
- リアップに危険性がない理由は吸収されるミノキシジルが血圧降下剤の1/2000以下とごくわずかだから
- リアップの説明書に要相談と書かれている理由は誤解を防ぐため
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