私は毎日のように育毛情報の収集をしているのですが、カボチャの種が薄毛に効くなんてことを見かけまして。
詳しく調べてみると、カボチャの育毛効果は臨床試験で確認されていたから驚き。
臨床試験は人に対する試験なので、これで効果が出るということは、かなり期待できます。
では、どれほどの育毛効果をもっているのか、研究を詳しく見ていきましょう。
カボチャの種はこんなやつ
そもそも「カボチャの種ってどういったものなの?」って人も多いかと思うので、ちょっと説明。
カボチャの種はこんなやつで、何に使われているのかというと、主に食べます。
「え、食べるんだ?」って思っちゃいますが、メキシコなんかでは日常的に食べる食材で、食品を販売する店のほとんどで買うことが出来るらしいです。
へーって感じですよね。
他にも、絞って油にしてサラダドレッシングとして使われたりするようです。
この油は「パンプキンシードオイル」と呼ばれ、今回の本題である育毛効果を確かめた試験でも使用されています。
育毛効果、どうやって確認した?
では本題。育毛効果を確かめた研究はこちら。
で、カボチャの種の育毛効果をどうやって確認したかというと、
- まず、76人のAGA患者を集め2つのグループに分ける。
- 一方にはパンプキンシードオイルを飲ませ、もう一方には飲ませない。
- 2つのグループの差を見る。
といった感じ。
よくある対照試験ですね。
結果
で、その結果…
パンプキンシードオイルを飲んだグループだけ薄毛が大きく改善した!
という。
改善した人のビフォーアフターの写真がこちら。(写真をおすと拡大)
肌色の透け具合がやわらいでいますね。
こちらのグラフは髪の数を記録したもの。
パンプキンシードオイルを飲んだグループ(黒色)の髪の数は約3ヵ月で30%、6ヵ月では40%増えています。
飲まなかったグループ(白色)は5~10%増えています。プラセボ効果というやつですね。
こちらのグラフは髪の太さを記録したもの。(最も太いものを選んで記録)
こちらもパンプキンシードオイルを飲んだグループは大きく改善しています。ただし、飲まなかったグループも大きく改善しているため、パンプキンシードオイルの効果によって髪が太くなったのかはわかりません。
飲まなかったグループよ、なぜそんな太くなったんだ?(笑)
結果をまとめると
まとめると、
- 頭頂部の透け具合が少しやわらいだ
- 髪の数は6ヶ月で40%増えた
- 髪の太さも改善されたが、パンプキンシードオイルの効果によるものかは不明
といった感じ。
6ヵ月で髪の数が4割増えるのは、すごいですね。
ミノキシジルでも6ヶ月の使用で増えるのは平均1~2割なんて研究もあるため、4割はかなり優秀です。
おわり +おまけ
以上、『カボチャの種の育毛効果は臨床試験で確認されてるぞって話』でした。
まさか、カボチャの種にここまでの育毛効果があるなんて思ってもみませんでした。
カボチャの種が薄毛に効くメカニズムとしては、ノコギリヤシと同じっぽい感じですが、まだハッキリわかっていません。メカニズムが同じだとマズいので、一応、併用はやめた方がいいでしょう。
また、今回の臨床試験だけみると、効果はノコギリヤシ以上なので、ノコギリヤシが効かなかった人はパンプキンシードオイルを試してみるのもいいかも。
パンプキンシードオイル製品はNOW社のがおすすめ。NOW社の製品は品質が良く、信用できます。
おまけ
このカボチャの種、実はかなーり栄養豊富な食材。
特にタンパク質は凄くて、量と質、共にナッツ類を余裕で超えます。
いつも当然のごとく捨てている日本人、かなりもったいないことしてますよね。(苦笑)
電子レンジで加熱するだけで簡単に食べられるので、今後はぜひ食べていきましょう!
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