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ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の効果と副作用|育毛剤の成分解析

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ここではポリオキシエチレン硬化ヒマシ油について解説します。

どんな効果・副作用を持っているのか、見ていきましょう。

 

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とは

硬化ヒマシ油をポリオキシエチレン鎖でエーテル化したもので、非イオン界面活性剤として可溶化・乳化に使用されます。

と、簡潔に書きましたが、化学の知識がない人は良く分からないと思います。

ここからは「ヒマシ油・硬化ヒマシ油・ポリオキシエチレン」の三つに分けて説明してみます。

ヒマシ油とは

トウゴマというトウダイグサ科の植物の種から得られる植物油

熱に弱く、酸化されやすいため、一般用途では不向きです。

 

硬化ヒマシ油とは

ヒマシ油に水素原子が結合したもの。

ただのヒマシ油と比べて、熱や酸化に強くなっています。

エタノールなどの有機溶媒や水に溶けません。

 

ポリオキシエチレンとは

ポリエチレングリコールと結合した際に付く名称です。

ポリエチレングリコールを疎水性分子に結合させると非イオン性界面活性剤となります。

 

硬化ヒマシ油は疎水性分子なので、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は非イオン性界面活性剤です。

非イオン性界面活性剤がなんなのか分からない人は、こちらの日本界面活性剤工業会の説明が分かりやすいので見てみてください。

界面活性剤の説明 »

 

つまりポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とは

つまり、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油はヒマシ油に水素とポリエチレングリコールが結合したものです。

鎖やエーテル化の説明は省きますね。ここで理解していなくても問題ないので。

 

効果・役割

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は製剤化するために配合されており、特別な効能は期待されていません。

主に以下の役割があります。

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の役割

  • 乳化・分散・可溶化
  • 浸透

上記の役割をそれぞれ説明していきます。

 

乳化・分散・可溶化

乳化は油と水が混ざるように、分散・可溶化は溶媒に溶けないものを溶かす作用です。

(正確には溶けたような状態にする)

この三つの作用をもっと詳しく知りたい人はこちらがオススメ。

太陽化学株式会社-乳化剤の機能と用途 »

 

 

浸透

言葉の通り、皮膚の奥まで浸透する作用です。

化粧品や育毛剤などに配合されている成分の吸収効率を高めます。

 

副作用・安全性

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は副作用はなく、皮膚毒性もほとんどないと考えられます。

安全性データシートに皮膚毒性についての記載はないですし、ポリエチレングリコールとの結合による界面活性剤130種類を用いた実験においても安全性が確認されています。

また、サルを対象にした投与実験でも毒性は確認されなかったようです。

参考文献:安全性データシート実験1実験2

 

まとめ

以上、『ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の効果と副作用』でした。

育毛効果はないですが、重要な役割をもつ成分でしたね。

 

さいごに、今回の要点です。

今回の要点

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は...

  • 非イオン界面活性剤。
  • ヒマシ油に水素とポリエチレングリコールが結合したもの。
  • 成分を混ぜ合わせたり、溶かしたりするのに必要な成分。
  • 有効成分の吸収率を高める成分でもある。
  • 毒性はほとんどない。

 

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