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キハダ樹皮エキスの育毛効果と危険性|22本の研究論文をもとに

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キハダ樹皮エキスはフィンジアに入っている成分です。

22本の研究論文をもとに、どのような育毛効果があるのか、危険性はないのか、見ていきましょう。

 

キハダ樹皮エキスとは

キハダ樹皮エキスはその名の通り、キハダの樹皮から有効成分を抽出した液体です。

キハダはミカン科キハダ属の植物で、その樹皮は生薬「黄檗(オウバク)」としても利用されていま

す。

含有成分

リモノイド類[オバクノン、オキシパルマチン、アルカロイド類[ベルベリン、カンニン-6-ワン、γ-ファガリン、4-メトキシ-N-メチル-2-キノロン]、フラボノイド類など

育毛効果

育毛にかかわる作用

  • 男性ホルモンの結合阻害
  • 抗炎症
  • 抗菌
  • 抗酸化

キハダがもつ男性ホルモンの結合阻害作用

キハダに含まれるベルベリンは男性ホルモンの結合阻害作用をもってることが「丸善製薬株式会社」により発見されています。

→毛髪における男性ホルモンの作用を抑えるため、脱毛を抑制します。

 

さらに、脱毛抑制効果を調べるための臨床試験が丸善製薬株式会社によって行われています。

臨床試験によると、ベルベリンの使用で脱毛が46%減少したとのこと。

試験期間は1か月、ベルベリン濃度は0.02%です。

低濃度でも効果があり、即効性もあるようですね。

 

キハダがもつ抗炎症作用

キハダに含まれるベルベリンが抗炎症作用を持っています。

TNF-α、IL-13、IL-6、IL-8、IFN-γ、などの炎症を促進する物質を抑制して抗炎症作用を発揮していることが分かっています。

→頭皮の炎症を抑えることは脱毛の減少につながります。

 

キハダがもつ抗菌作用

キハダに含まれるベルベリンが抗菌作用をもっています。

ブドウ球菌、大腸菌、枯草菌、などへの作用が確認されており、特に大腸菌に効果的です。

→菌の繁殖による頭皮環境の悪化を防ぎます。

 

キハダがもつ抗酸化作用

キハダに含まれるベルベリンが抗酸化作用をもっています。

活性酸素を除去することにより、抗酸化作用を発揮します。

ただ、インドのマニパル大学が行った実験では、ビタミンCよりも効果が低いという結果が出ています。

細かな数値は省きますが、ビタミンCのおよそ5分の4ぐらいの抗酸化力があるようです。

→頭皮・毛根を酸化から守ります。

その他の効果

  • 抗アレルギー
  • 抗腫瘍

育毛とはあまり関係ありませんが、他にも上記の効果が確認されています。

 

危険性

キハダに含まれるベルベリンは発がん性を指摘されていたりする、毒性の強い成分です。

中国のサウスウェスト大学の研究によると、ベルベリンは1mlあたり0.05ml程の濃度で50%の細胞毒性が現れるとのこと。

つまり、濃度0.05%で細胞の活動が大きく阻害されます。

先述の「丸善製薬株式会社」が行った試験では濃度0.02%なので、ある程度の細胞毒性はあるんじゃないでしょうか。

濃度に注意が必要ですね。

 

とはいっても、濃度の記載はされないので成分表示の後ろの方にあるかを確認するぐらいしかできませんが...。

(成分は濃度が高い順に記載されることが多い)

まとめ

キハダ樹皮エキスは強力な効果が確認されていますが、その反面、危険性もあるようです。

育毛剤は化粧品だからと、用量用法を無視して使っていると思わぬ副作用がでるかもしれませんのでご注意を。

 

つくづく思いますが、植物エキスだから安全だというフレーズでどれだけの人が騙されていることか...。

...最近、植物エキス100%の製品とかありますよね。

 

では、まとめです。

キハダ樹皮エキスは...

  • 男性ホルモンの結合阻害・抗炎症・抗菌・抗酸化作用をもつ。
  • その作用により、脱毛を抑制し、頭皮を菌や酸化から守る。
  • 毒性があるため濃度に注意が必要。

+ 参考文献(クリックでひらく)

研究論文

  • Berberine ameliorates collagen-induced arthritis in rats associated with anti-inflammatory and anti-angiogenic effects.
  • Role of berberine in anti-bacterial as a high-affinity LPS antagonist binding to TLR4/MD-2 receptor.
  • Topical anti-inflammatory activity of some Asian medicinal plants used in dermatological disorders.
  • Acetaldehyde-induced interleukin-1beta and tumor necrosis factor-alpha production is inhibited by berberine through nuclear factor-kappaB signaling pathway in HepG2 cells.
  • Berberine promotes recovery of colitis and inhibits inflammatory responses in colonic macrophages and epithelial cells in DSS-treated mice.
  • The anti-inflammatory potential of Cortex Phellodendron in vivo and in vitro: down-regulation of NO and iNOS through suppression of NF-κB and MAPK activation.
  • Synergistic topical application of salt-processed Phellodendron amurense and Sanguisorba officinalis Linne alleviates atopic dermatitis symptoms by reducing levels of immunoglobulin E and pro-inflammatory cytokines in NC/Nga mice.
  • Berberine mitigates cyclophosphamide-induced hepatotoxicity by modulating antioxidant status and inflammatory cytokines.
  • Anti-Inflammatory Activities of Pentaherbs Formula, Berberine, Gallic Acid and Chlorogenic Acid in Atopic Dermatitis-Like Skin Inflammation.
  • Effects of berberine and red yeast on proinflammatory cytokines IL-6 and TNF-α in peripheral blood mononuclear cells (PBMCs) of human subjects.
  • Antioxidant and anti-inflammatory activities of berberine in the treatment of diabetes mellitus.
  • Berberine inhibits TPA-induced MMP-9 and IL-6 expression in normal human keratinocytes.
  • Advances in the study of berberine and its derivatives: a focus on anti-inflammatory and anti-tumor effects in the digestive system
  • Efficacy of berberine, an antimicrobial plant alkaloid, as an endodontic irrigant against a mixed-culture biofilm in an in vitro tooth model.
  • Effect of berberine on Escherichia coli, Bacillus subtilis, and their mixtures as determined by isothermal microcalorimetry.
  • Anti-Eimeria activity of berberine and identification of associated gene expression changes in the mouse jejunum infected with Eimeria papillata.
  • The antibacterial mechanism of berberine against Actinobacillus pleuropneumoniae.
  • Isolation of limonoids and alkaloids from Phellodendron amurense and their multidrug resistance (MDR) reversal activity.
  • In vitro antioxidant, antimicrobial and anti-herpes simplex virus type 1 activity of Phellodendron amurense Rupr. from China.
  • Berberine enhances the antibacterial activity of selected antibiotics against coagulase-negative Staphylococcus strains in vitro.
  • In vitro antioxidant studies on the benzyl tetra isoquinoline alkaloid berberine.
  • Safety evaluation of main alkaloids from Rhizoma Coptidis.

特許

  • JPH11255651A

 

 

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