パンテノールは育毛剤「パントガール」の主成分となっている成分です。
あの魔裟斗さんがイメージキャラクターをしている「フィンジア」にも入っていますね。
どんな効果があるのか、危険な成分ではないのか、研究論文などの信用できる資料をもとに見ていきましょう。
パンテノールとは
パンテノールはパントテン酸(ビタミンB5)のアルコール型誘導体。
簡単に言うと、パントテン酸に手を加えて、性質などを改良したものです。
体内に吸収されるとパントテン酸になるため、パントテン酸と同様の効果を発揮します。
ちなみになぜ誘導体にするのかというと、皮膚吸収率を高めたり、製剤に溶けやすくするためです。
効果
パンテノールの効果
- 毛髪成長促進
- 表皮細胞増殖促進
- 抗炎症
- 保湿
毛髪成長促進
これは信用度が微妙なのですが、どうやら毛を太くする作用もあるようです。
パンテノールを主成分とする育毛剤「パントガール」で毛の直径を最大10%増大できるとする論文があり、パンテノールを用いた発毛法の特許もあります。
また、「パントガール」の効果は世界的に認められているため、パンテノールに育毛効果がある可能性は高いです。
参考文献:特許情報(英語)|パントガールの有効性(英語)
ただし、パンテノール単体での研究結果はありませんし、そもそもパントガールは内服タイプです。
信用度が微妙と言ったのはそれが理由です。
育毛を助けることは間違いないでしょうが、期待しすぎないようにしましょう。
表皮細胞増殖促進
パンテノールは表皮角化細胞の分化を促進することで、表皮細胞の増殖を促進することが確認されています。
参考文献:1(英語)
抗炎症
パンテノールは炎症因子の産生を阻害し、炎症を抑制することが確認されています。
参考文献:1(英語)
保湿
パンテノールは繊維芽細胞の増殖を促進することが確認されています。
繊維芽細胞はコラーゲンやヒアルロン酸などの保湿に関わる成分を産出するため、繊維芽細胞の増殖は強力な保湿作用となります。
参考文献:1(英語)
副作用
副作用は基本的にありません。
皮膚に付けるなどの外用での副作用は一切確認されていませんし、
過剰に摂取しても、パンテノールから変換されるパントテン酸は水溶性ビタミンなので、すぐに排出されます。
安全性データシートをみても、皮膚・眼刺激性なし、感作性(アレルギー性)もなし、と記載されています。
まとめ
以上『パンテノールの効果と副作用|育毛剤の成分解析』でした。
単なるビタミンの一つに育毛効果があるのはちょっと驚きですよね。
他の効果も育毛に役立つものばかりなので、入っていればプラスになることは間違いなし。
では、まとめです
パンテノールは...
- パンテノールはパントテン酸のアルコール型誘導体。
- 毛髪成長促進、表皮細胞増殖促進、抗炎症、保湿の効果がある。
- 副作用・刺激・アレルギー性はない。
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