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グリチルレチン酸の効能と副作用|育毛剤の成分解析

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ここでは、グリチルレチン酸について説明しています。

育毛剤のアデノゲンEXにも入っているため、気になる方も多いんじゃないでしょうか。

どのような成分なのか、チェックしていきましょう。

 

グリチルレチン酸とは

グリチルレチン酸は甘草の有効成分であるグリチルリチン酸を、加水分解して得られる成分。

漢方薬や外用薬・目薬などの医薬品に使われているほか、甘味料としても広く利用されています。

グリチルリチン酸は体内でグリチルレチン酸に変換された後に吸収されるので、両者の効能はほぼ同じです。

 

甘草

マメ科カンゾウ種の植物の根や根茎を乾草させたもの。

古くから漢方薬・生薬として利用されており、「生薬の王」とも称される。

 

効能

グリチルレチン酸の効能

  • 抗炎症作用
  • 抗菌作用
  • 免疫調節作用
  • 肝細胞障害抑制作用
  • 肝細胞増殖促進作用
  • ウイルス増殖抑制・不活化作用

グリチルレチン酸のおもな効能が上記の6つです。

「生薬の王」と称されるだけあって、非常に多様な効能がありますね。

 

以下、それぞれの簡単な解説です。

 

抗炎症作用

炎症の原因物質である炎症性ケミカルメディエーターの産生に関わる酵素を阻害することで炎症を抑制します。

 

抗菌作用

ニベア花王により、腋臭の発生に関与しているコリネバクテリウムキセロシスと汗臭に関与する黄色ブドウ球菌・表皮ブドウ球菌に対して、強い抗菌作用があることが分かりました。


免疫調節作用

グリチルリチン酸の免疫調節作用としては、T細胞活性化調節作用、インターフェロン-γ誘起作用、NK細胞活性化作用、胸腺外T細胞分化増強作用などがあります。

↓上記免疫細胞について。

  • T細胞は免疫の中心ともいえる細胞で、癌細胞やウイルス感染細胞を排除する。
  • インターフェロンは他の免疫細胞の働きを増強し、自らも直接的な抑制作用を持つ。
  • NK細胞は常にからだの中をパトロールしており、癌細胞やウイルス感染細胞を排除する。
  • 胸腺外分化T細胞は、その名の通り胸腺外で分化したT細胞で、肝臓においての免疫に深く関与している。

肝細胞障害抑制作用・肝細胞増殖促進作用

肝臓の炎症を抑える作用があり、肝細胞がんの再発予防慢性肝炎肝硬変などに用いられます。

 

ウイルス増殖抑制・不活化作用

  • ヘルペスウイルス等の増殖抑制・不活化作用
  • マウス肝炎ウイルスに感染したマウスへの生存日数の延長効果
  • ウサギにおけるワクシニアウイルス発痘の抑制効果

が認められています。

 

 

副作用

グリチルリチン酸は副作用があるため、最大配合量が200㎎と定められています。

また、40㎎を超える場合には副作用に関する注意事項が記載された文書を添付しなければなりません。

グリチルレチン酸の副作用

  • 偽アルドステロン症
  • ステロイド様リバウンド症状

 

偽アルドステロン症

偽アルドステロン症は高血圧、むくみ、カリウム喪失などの症状があらわれる病気で、甘草(グリチルリチン酸)を多量に内服した場合などに引き起こされます。

「アルドステロン症」ではないのに同様の症状が出るため、アルドステロン症と呼ばれています。

偽アルドステロン症についてもっと知りたいかたはこちら。

厚生労働省 偽アルドステロン症対応マニュアル

どのように引き起こされるのかを説明すると非常に長くなるので省きますね。

 

ステロイド様リバウンド症状

グリチルレチン酸はステロイドと同じような作用を持ちます。

少し特殊なのが、糖質コルチコイドの様な作用もあれば、鉱質コルチコイドの様な作用も持っていることです。

副作用も同様に引き起こされるため、外用薬として多量に使用したり、長期的に使用した後に中断すると、ステロイド薬と同様にリバウンドが引き起こされます。

  • 糖質コルチコイド・鉱質コルチコイドはステロイドの一種

 

まとめ

以上、「グリチルレチン酸の効能と副作用」でした。

グリチルレチン酸は多様な効能をもっており、優秀な成分です。

その分副作用のリスクがありますが、ステロイドと比べると非常に小さく、少量であれば全く問題ありません。

グリチルレチン酸の育毛剤における効果とリスクについては、別記事で詳しく書きますね。

 

今回の要点

 

グリチルレチン酸は甘草の有効成分であるグリチルリチン酸を、加水分解して得られる成分

 

グリチルレチン酸の効能

  • 抗炎症作用
  • 抗菌作用
  • 免疫調節作用
  • 肝細胞障害抑制作用
  • 肝細胞増殖促進作用
  • ウイルス増殖抑制・不活化作用

 

グリチルレチン酸の副作用

グリチルリチン酸は副作用があるため、最大配合量が200㎎と定められている。

  • 偽アルドステロン症
  • ステロイド様リバウンド症状

 

内服薬として多量に使用する

→偽アルドステロン症

外用薬として多量に使用したり、長期的に使用した後に中断する

→ステロイド様リバウンド症状

 

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