デキストランは育毛剤「フィンジア」にも入っている成分です。
どんな効果があるのか、危険性はないのか、詳しく見ていきましょう。
デキストランとは
デキストランはグルコースからなる多糖類のひとつです。
グルコースはブドウ糖のことで、多糖類は糖類が多数結合したもののこと。
つまり、デキストランはブドウ糖分子が多数結合したものです。
同じように増粘剤として使われるデンプンやセルロースと比べて溶けやすいため、化粧品などに配合しやすいのが特徴です。
反面、虫歯の原因になることが指摘されており、食品にはあまり適していません。
乳酸菌の一種である「リューコノストック・メゼンテロイデス」によりショ糖を発酵させることで生産されます。
役割+効果
デキストランの役割
- 増粘
デキストリンは人体に何かしらの効果を出すためではなく、製品の粘り気を増加させるために配合されます。
育毛剤の場合、頭皮に留まらせるためにある程度の粘り気が必要なのです。
危険性
グルコースからなる成分のため、危険性はほとんどないと考えられます。
また、増粘剤につかわれるデキストランは高分子量なので、皮膚からはほぼ吸収されません。
吸収されないということは、何か良からぬ影響がでることもないでしょう。
アレルギー性
アレルギー性に関してですが、デキストランの投与でアナフィラキシー反応が起きた事例があるので、アレルギー性がないとは言い切れません。
ただ、デキストランを原因とした皮膚炎の報告は一切見当たらないので、それほど心配する必要はないでしょう。
まとめ
以上、『デキストランの効果と危険性|育毛剤の成分解析』でした。
製品に粘り気をつけるだけで、それ以外には影響のない成分ですね。
育毛剤を選ぶ際には気にする必要はないかと。
では、まとめです。
デキストランは...
- ブドウ糖分子が多数結合したもの。
- 製品の粘り気を増加させるために配合される。
- 皮膚からはほぼ吸収されない。
- 皮膚への危険性はない。
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