トウガラシ果実エキスはフィンジアに配合されている成分ですね。
どのような効果・副作用をもっているのか、研究論文などの信頼できる資料をもとに見ていきましょう。
目次
トウガラシ果実エキスとは
トウガラシ果実エキスとはその名の通り、トウガラシの果実から有効成分を抽出した液体です。
主に、キダチトウガラシを用いたものを指します。
育毛における効果
育毛に役立つ4つの作用
- 血行促進
- 抗炎症
- 抗酸化
- 抗菌
1.トウガラシは血行促進作用をもつ
トウガラシは血行促進作用をもつことが確認されています。
→血行促進効果は毛への栄養補給を増やします。
血行促進作用をもつという決定的な根拠となる論文は見つかりませんでしたが、トウガラシエキス配合の湿布に血行促進効果が確認できたという論文はありました。
また、「ファーマコロジカル レビュー」という非常に信頼性の高い科学雑誌でも認められているので、血行促進作用をもつことは間違いないでしょう。
2.カプサイシンは強力な抗炎症作用をもつ
トウガラシに含まれるカプサイシンには抗炎症作用が確認されています。
→炎症は脱毛の要因でもあるため、抗炎症作用は脱毛抑制に役立ちます。
しかも、その効力は医薬品成分の「ジクロフェナク」に匹敵するとか。
ジクロフェナクは強力な成分なので、今後カプサイシンは抗炎症成分として医薬品にも活用されるかもしれませんね。
3.カプサイシンは抗酸化作用をもつ
トウガラシに含まれるカプサイシンには抗酸化作用があることが確認されています。
→抗酸化作用は皮脂の酸化を抑え、頭皮環境を整えることができるため、肌荒れや臭いの抑制につながります。
また、抗酸化作用は頭皮の老化抑制にも働きます。
4.トウガラシは抗菌作用をもつ
キダチトウガラシを搾った汁が大腸菌、チフス菌、枯草菌に対して抗菌作用があることが確認されています。
また、トウガラシに含まれるカプサイシノイドにも抗菌作用が確認されており、枯草菌やセレウス菌などの細菌だけでなく、真菌にも作用したことが確認されています。
→抗菌作用は肌荒れや臭いを防ぎます。
副作用
灼熱感
カプサイシンには副作用として灼熱感を感じます。
灼熱感とは、熱くてヒリヒリと焼けつくような感覚です。
ようは、辛い物を食べたときに舌がヒリヒリするのと同じような感覚が肌にも表れます。
灼熱感以外に副作用はありませんが、刺激のある成分なので目などに入らないように注意。
また、肌の弱い人には合わないこともあります。
まとめ
以上、『トウガラシ果実エキスの効果と副作用|研究論文などの資料をもとに』でした。
直接的な効果はないものの、育毛をサポートしてくれる成分です。
トウカラシが抗炎症作用をもっているのは意外ですよね。
では、まとめです。
トウガラシ果実エキスは...
- 血行促進・抗炎症・抗酸化・抗菌作用をもつ。
- 副作用としてヒリヒリとした灼熱感を感じる。
- 安全だが刺激があり、肌の弱い人には合わないこともある。
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