なぜ、運動が薄毛に効く...?
まず、最初に言っておきますが、運動で薄毛が改善するという明確な根拠はありません。
「運動は薄毛改善に役立つ可能性が高い」というだけで、「運動で薄毛が改善した!」というデータはありませんので。
とはいえ、運動が薄毛改善に役に立つのがほぼ間違いのも事実で、私も週に5日はトレーニングをするようにしています。
さて、では今回は、なぜ運動が薄毛改善に役立つのか、その理由と根拠を3つに分けてお話しします。
痩せる
まず、1つ目は「痩せる」からです。
なぜかは分かっていませんが、こちらの研究で「BMIが高いほど薄毛の症状が重かった」ということが確認されています。
BMIは身長に対する体重を表す数値で、高ければ高いほど「太っている」となります。(筋肉量が多い人はBMIが高くなることに注意)
つまり、太っている人ほど薄毛のリスクが高くなると考えられるわけです。
また、別の研究でも「体重が重いほど頂点禿げだった」と報告されていますので、痩せることが薄毛改善に役立つ可能性は高いでしょう。
血管が健康になる
2つ目は「血管が健康になる」からです。
いくつかの研究で、「薄毛の人は心疾患や冠動脈疾患など、血管の病気のリスクが高い」ということが確認されています。(+)(+)(+)
つまり、薄毛の人は血管が不健康な場合が薄毛でない人より多いんですよ。
で、運動すると血管が健康になって若返るのは、かなり多くの研究で証明されており、間違いないこと。
したがって、「運動すると血管が健康になり、薄毛改善に役立つのでは?」と考えられるのです。
成長ホルモンが増える
3つ目は「成長ホルモンが増える」から。
運動によって成長ホルモンが増えるのは、数多くの研究によって証明されています。
成長ホルモンはIGF1という物質を作り出す役割があるのですが、このIGF1は髪の成長にとって非常に重要なもので、増えると髪の成長が促進されるという関係性があります。
つまり、運動すると成長ホルモンが増え、成長ホルモンが増えるとIGF1が増え、IGF1が増えると髪の成長が促進されるというわけです。
薄毛改善にベストな運動
30分ほどのちょっとキツい運動がベスト
とまあ、運動は薄毛に効果的なんですが、どんな運動が良いのかというと、
” 30分ほどのちょっとキツい運動 ” です。
よく「長時間の有酸素運動」とかがおすすめされていますが、実は長時間の運動は逆にストレスになるのでは?と思われる研究がいくつかありまして。(+)(+)(+)
また、楽すぎたり、キツすぎたりしても運動による恩恵が減ってしまう現象が確認されているんですよね。(+)
これらの研究をもとに考えると、中強度の運動を30分程度行うのがベストなんです。
具体的な方法としては、「ゆっくりめなジョギングを30分」行うのがいいんじゃないかと。
ただ、ほとんど運動していない人が急にジョギング30分はきついと思いますんで、最初は「とりあえずちょっと歩く」ぐらいから始めていきましょう。
歩くだけでも効果ありますので、ぜひ。
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