男の薄毛の95%はAGAによるもの
男性の薄毛の95%は男性型脱毛症(AGA)です。なので男は薄毛になってきたらまずAGAだと思っていい。情報元
AGAが薄毛をもたらす仕組みとしては、毛包(毛を作る場所)が小さくなっていくことで「毛が小さく細く」なり、毛包の休止期間が長くなることで「生える毛が少なく」なるからです。
男の薄毛の原因=AGAという認識でいいわけですが、「じゃあなんでAGAになるの?AGAの原因は?」ってなりますよね。
AGAになるいくつかの原因、つまり「AGAの要因」には以下のようなものがあります。
AGAの要因1:遺伝
AGAのもっとも大きい要因は遺伝です。
中国で行われた調査では、AGA男性の半数以上(およそ55%)は家族歴にAGAがいたという結果が出ており、韓国で行われた調査でも、AGA男性の半数(およそ48%)は家族歴にAGAがいたという結果が出ています。
ちなみに、日本での調査は行われていません。
すこし話は変わりますが、母親から受けつがれる遺伝子がAGAと関連しているとして、母方の祖父がAGAだと自分もAGAになる可能性が高いといわれています。これは有名な話なのでご存知の方も多いんじゃないでしょうか。
ところが、台湾や韓国で行われた調査では、父親側の家族にAGAをもっていることのほうが影響があったという結果が出ているので、実のところ母親側・父親側のどちらの影響が強いのかはハッキリしていません。
AGAの要因2:体型
「デブは禿げる」なんてことが言われたりしますが、これは案外正しかったりします。
台湾で行われた研究によると、BMIが高いほどAGAの症状が重いとの結果がでており、特に早期発症のAGAはその傾向が強かったとのこと。早期発症のAGAは俗にいう若ハゲです。
BMIが高いほど、身長に対する体重が重いということなので、「BMIが高いほどAGAの症状が重い」は、「太っているほどAGAが重症化しやすい」というわけですね。
また、オーストラリアの研究でも「体重が重いほど頂点禿げの人が多かった」という結果が出ていますので、「太っている人は禿げやすい説」は正しい可能性が高いでしょう。
AGAの要因3:喫煙
そして、タバコもAGAの要因になるかもしれません。
台湾で行われた調査では、「AGAの男性はAGAじゃない人と比べて喫煙率が高く、一日に吸う量が多いほどAGAの有病率が高い」という結果がでています。
ただ、オーストラリアで行われた別の調査では喫煙とAGAは関連性がなかったという結果になっているため、まだハッキリと要因があるとはいえないでしょう。まだ「要因になってるかも」ぐらいの段階ですね。
AGAの要因4:運動習慣
こちらもまた微妙なところなんですが、一応取りあげておきます。
韓国での調査で、AGAと1日当たりの運動量との間に相関関係があるという結果がでています。具体的には、「AGA男性は低強度の運動しかしていない人が多かった」。一方、中強度以上の運動をしている人においてはAGAと非AGAの差がなかったとのこと。
- 低強度の運動というのは、「30分歩く」ぐらいの運動
- 中強度の運動というのは、「30分以上ジョギングする」ぐらいの運動
つまり、最低でも一日30分以上ジョギングぐらいの運動をすればAGAのリスクが少なくなるわけですね。
ただこれ、データのとり方に少し問題がありまして、AGAグループに男性が多くなっちゃってるんです。こうなると、男女の運動量の差が少なからず影響しますので、あまり信用のできるデータとはいえません。
これも、「要因になってるかも」ぐらいに見ておきましょう。
まとめ
以上、『男の薄毛は9割AGAが原因。じゃあAGAの要因はなんだ?』でした。AGAの要因はすべて遺伝かと思いきや、意外とほかにもあるんですよねえ。
今回の話からいえることとして、AGAの人や家族がAGAだ!っていう人は、
- 一日一回、中強度(30分以上のジョギング)以上の運動をする
- タバコをやめる、または量を減らす
なんかはしておくと吉です。
とはいえ、やはりメインとなるのは確実に遺伝ですので、薄毛を改善するほどの効果はありません。
しっかりと改善したいのならFDA(アメリカの食と医療の安全を保つ機関)が認可している治療法が一番信頼できるかと。
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