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アデノシンの育毛効果まとめ|研究資料から分かる作用の仕組み

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あの資生堂の製品ということもあって、アデノゲンについて調べていたところ、

アデノシンは非常に高い効果を持つ育毛成分だと分かりましたので、徹底的に調べました。

調べたのは主に、資生堂公式HPにて公開されている資料と、他サイトにあった論文です。

今回は、調べて分かったアデノシンの育毛効果とその作用の仕組みをまとめていきます。

 

アデノシンが持つ3つの育毛効果と信頼度

まずはアデノシンが持つ育毛効果とその信頼度をみていきましょう。

資生堂は研究結果を結構公開していて、アデノシンについての資料もいくつか見ることができます。

それらの資料をみて分かるのが、3つの効果を持つことです。

その3つは、1.太い髪を増やすこと。2.細い髪を減らすこと。3.髪の密度を増やすこと。

アデノシンの効果と信頼度
効果 信頼度
太い髪を増やす
細い髪を減らす
髪の密度を増やす

ここからは各効果について分かったことを書いていきます。

1.太い髪を増やす

アデノシンには太い髪を増やす効果があります。

資料によると、アデノシン配合製剤を6か月使用した結果、0.06㎜以上の太い髪が有意に増えたとあります。

日本人の髪の平均的な太さが0.08㎜なので、0.06㎜以上であれば十分ですね。

 

また、このときの有意値pは0.0001以下です。

有意値とは、今回の場合では信頼度のようなものです。有意値が低いほど信頼度は高くなります

もうちょっと具体的に説明すると、有意値pが0.0001というのは...

「太い髪を増やす効果がある」←これが間違っている確率が0.01%以下ということです。

言い換えると99.99%正しいということ。

99.99%正しいとなると、もう絶対効果があると断言しても良いんじゃないでしょうか。

 

2.産毛レベルの細い毛を太くする

次に、細い髪が減っていたというデータがあったのですが、太い髪が増えるので細い髪が減ることは当然のこと。

読み飛ばそうかとも思いつつも読んでみると、p値が0.0154でした。

 

ちょっとおかしいですよね。

「太い髪を増やす効果」のp値が0.0001なので、それに近い数値にならないとおかしい。

 

疑問を感じて、よく読んでみると理由がわかりました。

太い毛の定義が「0.06㎜以上」で、細い毛の定義が「0.04㎜以下」なんです。

つまり、0.04~0.06㎜の髪は太い毛としても、細い毛としてもカウントされていないということ。

 

何のために?と思いますよね。

これはおそらく、中程度の毛ではなく、細い毛から成長して太い毛になっているのかを判断するためです。

 

つまり、この細い髪が減ったという結果は、産毛レベルの細い毛でも太くできるということを示しています。

 

3.髪の密度を増やす

最後に、髪の密度を増やす効果について。

この記述を見つけたときはちょっと驚きました。

 

というのも、資生堂公式HPにある2005年の資料によると ”毛髪本数はほとんど変化しなかった” とあって、発毛効果を示す結果は出ていなかったんです。

にもかかわらず、2015年に公開された論文によると、38人の白人男性に対する実験で、”髪の密度が増加していた” との記述が。

 

p値が0.047と、ぎりぎり有意だといえる数値ですので効果は高くないでしょうが、我々薄毛市民にとって非常に朗報ですね。(0.05以下で有意です)

 

 

アデノシンの効果の仕組み

では、なぜアデノシンはこのような効果を持つのか

いきなり仕組みを説明すると多分意味が分からなくなってしまうので...

まず、アデノシンの作用と関係性の深い薄毛の要因について簡単に説明します。

薄毛部分はFGF-7の産生が少ない

薄毛の要因のひとつとされているのが、AGA薄毛部の毛乳頭細胞ではFGF-7の産生量が少ないことです。

毛乳頭細胞とは司令塔のような存在で、成長因子の産出により髪の成長を促進したり、逆に抑制因子を産出し細胞死を促進したりします。

つまり、毛が生えるも抜けるも毛乳頭細胞次第ということ

 

先ほど出てきた、FGF-7というのは成長因子のひとつなので、FGF-7の産出量が少ないというのは髪の成長力が小くなっていることを意味します。

 

アデノシンはFGF-7の産生を促進する

ではアデノシンの効果の仕組みを説明していきますね。

見出しでネタバレしていますが、アデノシンはFGF-7の産出を促進する作用があるんです。

 

資生堂の資料によると、毛乳頭細胞にアデノシンを入れたときに、FGF-7の遺伝子発現量が2.6倍になりました。

遺伝子発現量が増えるということは、それだけ産出量も増えるということ

つまり、2.6倍のFGF-7産出量が期待できるんです。

 

毛乳頭細胞に働きかけ、FGF-7という成長因子の産出量を促進し、髪を太くする。

これがアデノシンの育毛効果の仕組みです。

 

アデノシンはVEGFの産出も促進する

実は、アデノシンの育毛効果はFGF-7だけでなく、VEGFの産出を増やすというものもあります。

またなんか良く分からない名前が出てきた...と思った方が多いと思います。

医学的な名称ってややこしいですよね。

このVEGFというのは「血管内皮細胞増殖因子」と呼ばれるもので、簡単に言うと新たに血管を作るときに産出される成長因子です。

要は、VEGFの産出が増えると血管が増えるんです。

血管が増えると髪に必要な栄養も行き届きやすくなるので、育毛効果を期待できるというわけ。

 

ただ、資生堂の資料をみると、この作用を記述していないものがあるので、さほど大きな効果はないのかもしれませんね。

 

まとめ

以上、『アデノシンの育毛効果まとめ|研究資料から分かる作用の仕組み』でした。

個人的に、アデノシンはかなり有力な育毛成分です。

ここまで研究結果を公開しているものはないですし、効果も十分な大きさを持っていますし。

でも育毛剤ランキングなどには、あまり乗らないんですよ。

不思議ですよね。

 

では、まとめです。

アデノシンの効果と信頼度 
効果 信頼度
太い髪を増やす
細い髪を減らす
髪の密度を増やす
  • アデノシンはFGF-7の産生を促進し、髪を太くする
  • アデノシンはVEGFの産出も促進し、髪に必要な栄養を行き届きやすくする
  • アデノシンは小さいながらも発毛効果があるのかもしれない

 

 

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